プロトピックの特徴

プロトピック軟膏は、顔や首のアトピー性皮膚炎に対して、
優れた効果が期待できるものです。

 

ですが、胴体や四肢の発疹には、
ステロイド軟膏ほどの即効性がありません。
ゴワゴワした慢性の発疹では、
3ヶ月以上塗らないと効果が出ないことがあるほどです。

 

顔は吸収率が良いので、プロトピック軟膏の効き目が得られます。
しかし、胴体や四肢では、あまり吸収率が良くありません。
アトピー性皮膚炎の患部に塗っても、
目に見えて効果を発揮するところまでは、皮膚内の濃度がなかなか上がりません。

 

ステロイド軟膏では、比較的即効性があります。
そして、患者さん自身も、ステロイド軟膏の即効性に慣れているため、
プロトピックを塗ったらすぐに効果が出ると期待してしまいます。

 

ですが、プロトピックとステロイドでは、
このように効き目に違いが出てきます。

 

プロトピックを使う場合は、三ヶ月くらいは塗らないと効果が出ないということを把握し、
その間に、強い症状が出てかゆみがひどくなるなどしたら
ステロイド軟膏に切り替え、発疹の悪化を押さえ、
また良くなったらプロトピックに変更するなど、
工夫をしながらコントロールしていくと良い効果が得られるでしょう。

 

<プロトピックを使うときの注意点>

 

プロトピック軟膏は、注意点をきちんと守って使うことが必要です。

 

欧米では、小児に対しても治験が行われていますが、
日本では、小児に対しての使用は、欧米よりも先になりそうです。

 

そして、皮膚から吸収されることによる全身への影響を考え、
一日10グラム以内の外用量しか許可されていません。

 

びらんや潰瘍がある部分へ塗るのは、
感染症を悪化させてしまう可能性があるので、
十分に注意することが必要です。

 

医師の診断をきちんと受けながら、
正しくプロトピックを使っていきましょう。