アトピー性皮膚炎とステロイド外用薬

アトピー性皮膚炎は、慢性的な病気で、
良くなったかと思うと悪くなるなど
再発を繰り返す病気です。

 

ほとんどは、赤ちゃんのときに発症することが多いので、
小児科や皮膚科の先生は、
お母さんに「二年間様子を見ましょう。」というと思います。

 

この二年間の間に、かなり多くの赤ちゃんが自然治癒します。

 

二年を過ぎたら、今度は「小学校に入学するまで様子を見ましょう。」
と、医師は言うでしょう。

 

そして、多くは小学校に入学するまでに自然治癒します。

 

小学校に入学する時点で、まだ治っていない子どもには
医師は「小学校卒業までに様子を見ましょう。」といいます。

 

こうして、かなりの子どもが小学校卒業までに自然治癒します。

 

このように、アトピー性皮膚炎は、
症状をコントロールしているうちに、ほとんどが自然治癒していきます。

 

ただし、一旦良くなっても、数年〜10年くらい経ってから
再発することもあります。

 

そして、再発したときは、治るまでに
以前に治るまでにかかった期間よりも長くかかります。

 

アトピー性皮膚炎は、気長に治療することが必要です。

 

あまりにも気長に見ていく必要があるので、
患者さんは不安になってしまったり、焦ったりします。

 

そして、その期間ずっとステロイド剤を使わなければいけないのかと
落胆してしまうこともあります。

 

ですが、ステロイドの薬も、長期間使用しますが、
一年中強いランクのステロイド剤を使い続けるわけではなく、
症状が落ち着いてきたらランクを弱くしたり、
塗る量を減らすなどして様子を見ていきます。
そして、症状が良くなれば、スキンケア外用薬に変更し、
また症状が悪くなってしまったらステロイドを使います。

 

このような繰り返しの治療が、
アトピー性皮膚炎には必要です。

 

副作用がおきるという心配は、あまりしなくても良いこと、
もし副作用が起きたときには、対処法があることを
きちんと理解し、早く治そうと焦らず、
気長に構えていくことが大切です。

 

治癒までに長くかかるということを肝に据えて、
治るまでの間は、症状をコントロールすることを
第一目標とすると、
不安や焦りは解消されるかもしれません。

 

また、このように気の長い治療には、
医師との信頼関係がとても重要です。

 

信頼できる皮膚科医ものとで、
安全で安心して治療が受けられるようにしたいですね。