アトピー性皮膚炎のかゆみ

アトピー性皮膚炎のかゆみに対しては、
ある程度は、抗ヒスタミン薬で効果があります。

 

実際、患者さんのアンケートをみてみても、
3分の2の患者さんが、
抗ヒスタミン薬がかゆみに効果があると回答しています。

 

ですが、抗ヒスタミン薬では、
完全にかゆみが止まるということは余りありません。

 

ほとんどの患者さんが、「ある程度」のかゆみに効果があるとしているのです。

 

つまり、ヒスタミンの作用を抑えるだけでは、
アトピー性皮膚炎のかゆみを取ることはできないということです。

 

またそれは、ヒスタミンだけが、
アトピー性皮膚炎のかゆみの原因の全てではないということが分かります。

 

アトピー性皮膚炎のアレルギー反応は、
即時型と遅延型の両方が混在しています。

 

そして、かゆみの原因物質はとても複雑です。

 

しかし、ステロイド外用薬は、
かゆみにとても高い効果があります。

 

ステロイド薬を使用することに抵抗があるという人は多いですが、
いつまでもかゆみの強い状態でいると、
皮膚が?破してしまい、その部分から細菌が入って感染するなど、
さまざまな問題が起きてきます。

 

また、かゆみは日常生活のQOLを低下させてしまいます。

 

ですから、ステロイドを適切に使っていくことは、
アトピー性皮膚炎の治療では必要なことであるといえます。

 

ステロイドは皮膚の中に浸透し、
アレルギー性の炎症に関与する細胞の活性化を全体に抑える効果があります。

 

そのため、かゆみを引き起こすさまざまな生体物質の産生も抑えることができ、
末梢神経にも作用してかゆみの信号をストップさせるため、
アトピー性皮膚炎のかゆみが消失できるのだそうです。